【長崎奉行所か、ハビアンか4】牧師の話を聞くと「期末試験の点数」もらえる!?

さて、上記の写真は、実践女子大学で行われた学生向けの「カルト対策の講演会」のご案内といったところです。
講座の名もいささか拍子抜けするようなタイトルではありますが、スライドの一番下には、「聴講者は期末試験を7点アップします」との記載があります。自身の目を疑いたくなるような一文にあっけにとられますが、ここで話す恵泉女子学園の川島教授は教授兼日本基督教団の牧師をしています。

川島氏に過去授業を受けた者の証言を聞いても、彼のカルト脱会支援に協力した学生には、授業の成績を考慮しますとの話もしていたということもあり、大学の一任でこのような奇抜な学生への聴講を促すことはないだろうとは思いますが、それにしても、どのような理屈で、大学の単位を認定しているのか、甚だ疑問と言わざるを得ません。

この大学では、川島氏が、カルト宗教の講演会なるものを数回にわたり実施しました。当宣教会も、遺憾ながら、ここで取り上げられたということで、大学に抗議をしましたが、授業の点数を持ち出しながら、学生に講演を聴かせるというのは大学の本分から逸脱した手段ではないでしょうか?さら同氏は事実とは異なる情報、歪曲した誤った情報をその講演会でも提供しています。
川島氏もさることながら、大学教育の現場、劣化甚だしく、残念な限りです。


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