【真理と自由】はじめに
ヨハネによる福音書8:31-32
イエスは自分を信じたユダヤ人たちに言われた、「もしわたしの言葉のうちにとどまっておるなら、あなたがたは、ほんとうにわたしの弟子なのである。
また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう」。
キリスト教福音宣教会には、人生の意味や目的を聖書を通じて学び、神様への信仰を持って社会生活を送っていきたいと願う人々が集っています。
信徒たちは自らの意思で信仰を受け入れ、また時には残念なことですが、自らの意思で別の道を選択される人々もいますが、その自由な意思はすべて尊重されています。言うまでもなく、信教の自由は日本国憲法第20条においても何人にも保障されています。ところが、自らはこの教会に通う意思を持っていながら、それを無理矢理遮られ、妨害されてきた信徒が多かったのも事実です。
ところで、わたしたちの会員の中には、過去のみならず現在にいたるまで『信仰の放棄』や『教会に通わないこと』を『強要』された会員が少なくありません。ここでいう『強要』とは、心理的圧迫だけではなく物理的圧迫も含みます。
たとえ家族であっても、信仰の自由を奪うことは許されませんが、驚くべきことにその多くの場合において、この『強要』の過程は、本人の意思を全く無視した形で、『救出』という名のもとに、家族ではない第三者によって指導・誘導されてきました。
本宣教会では、とりわけ、第三者の立場で強制的な『救出』方法の指導・誘導をしている人々に対して、現状を改善するべく働きかけをしてきましたが、そのような事実は存在しないものとして結論付けられているのが現実です。問題の解決は、本人の意思を尊重した話し合いによって行われるべきであり、そのために本宣教会も今後さらなる協力と努力を惜しみません。